日本で多く見られるヴァイオリンのひき方〜10の特徴

表現についての特徴:4つ 
  音そのものについての特徴:2つ   
Bowing(弓使い)についての特徴:4つ 

表現についての特徴:4つ 

  • 頑張りすぎの印象。テンションが高すぎる。過度な表現が多い。楽に弾く感じが少ない。
    楽器のキャパしてティを超えて無理に大きい音を出そうとする、弦をオーバーワーキングさせることがとても多い。(結果、欧州の双方に比べて、うるさく感じる)
  • 表現に変化が少なく、全体的に均一でフラット(平ら)でモノトーン。
  • 1、2、3、4、と拍子が聞こえてしまい、きっちり整いすぎて四角く聞こえる。
  • 大音量を多用し、全体的に重く感じられ、聴き疲れしやすい。

音の質についての特徴:2つ

  • 粘着質(べったりした)で、モデュレーション(音色、音量の変化) が少ない。
    しっかりした音色を多く使う
  • 弦のオーヴァーワーキングされた音が多い。
    楽器(弦の)キャパシティを超えて、無理に音を出そうとする感じがよく見受けられる。

音の形についての特徴:2つ

  • 音が平面的で、直線的。(直線的になるほど機械音に近づく)
  • 一音ごとに、音が膨れる(クレッシェンド)

Bowing(弓使い)についての特徴:4つ 

  • 演奏中、あちらこちらに短い衝撃のようなクレッシェンドが入る。(ウワッ ウワッ ウワッと聞こえる)
  • 1弓ごとにクレッシェンドが入る。 
  • 弓を返す直前に音が膨らみ、コブがあるように聴こえる。(弓がspeed upすることによる)
  • 弓を返す直前に音が1本の棒のように平らで、直線的な音になる。    

全体的な印象は次の通り。このように感じたことがある方は多いよでうです。
具体的には、次のような特徴が挙げられます:

  • キッチリ整いすぎて四角い
  • 表現に変化が少なく、モノトーン
  • 音の形状に丸みが少なく直線的
  • 音色に空気感が少なく、粘着質で圧迫気味。
  • 表現として、気張った感じが多く、語気の押しが強く、時には過度な表現でアグレッシブ。。。
  • 表現が、全体的にしっかりしていて、どっしりと重たいことが多い。
  • 閉め切った部屋に風がなく、動きが止まって、停滞しまったような全体像。

    結果として、ずっと聴いていると、聴き疲れしやすい。
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